ペットと災害に備える
災害時、ペットと避難するときに最初に確認すること
同行避難・同伴避難の違いと持ち物
公開:2026年10月6日/地域の避難確認リストを追記:2026年10月7日
災害が起きたとき、まず優先するのは飼い主自身と家族の安全です。そのうえで、ペットと安全な場所まで一緒に避難する「同行避難」を考えます。
「同行避難」はペットと一緒に安全な場所へ避難する行動、「同伴避難」は避難先で飼い主がペットを飼養管理する状態を指します。同伴避難でも、人とペットが同じ部屋で過ごせるとは限りません。 呼び方だけで判断せず、飼育場所や受入条件を避難所・自治体に確認してください。[1]
同行避難と同伴避難の違い
| 用語 | 意味 | 飼い主が確認すること |
|---|---|---|
| 同行避難 | ペットと一緒に危険な場所から安全な場所まで避難すること | 避難経路、キャリー・リード、避難先 |
| 同伴避難 | 避難先で飼い主がペットを飼養管理すること。同室を保証しない | 人と同室か別スペースか、屋内・屋外、ケージ管理などの条件 |
「一緒に避難所へ行ける=同じ部屋で過ごせる」とは限りません。平常時に自治体の防災ページや避難所案内を確認しておくことが大切です。
避難が必要になったら、最初にする4つ
自分と家族の安全を確保する
建物倒壊、火災、津波、河川氾濫などの危険がある場合は、ためらわず安全な場所へ移動します。ペットを確実に管理する
犬はリード、猫や小動物はキャリーを基本にし、脱走を防ぎます。首輪や迷子札だけに頼らず、マイクロチップ登録情報も最新か確認しておきます。避難先のペット受入ルールを確認する
自治体の避難所案内、動物愛護担当窓口、避難所運営者の案内を確認します。ペットの飼育場所が人の居住スペースと分かれる場合があります。避難所が難しい場合の第二候補を持つ
親族・知人宅、一時避難先、動物病院や支援団体による一時預かりなど、地域で使える選択肢を平常時から調べておきます。
避難所へ行く前に確認する5項目
平常時に、お住まいの市区町村の防災担当へ確認してメモしておきましょう。災害時は最新の開設情報に従い、確認のために危険な場所へとどまらないでください。
- 避難先:自分の地域で開設される避難所と、ペットの受け入れ有無。
- 対象動物:犬・猫・鳥などの種類、頭数、大きさに条件があるか。
- 飼育場所:屋内か屋外か、人の居場所と分かれるか。ケージの持参が必要か。
- 必要な準備:フード・水・トイレ用品・薬のほか、持参する記録や書類があるか。
- 別の避難先:受け入れが難しいとき、親族・知人宅など安全な第二候補へ移れるか。
問い合わせるときは「○○地区に住み、○○を○匹飼っています。避難先と、ペットの飼育場所・必要な持ち物を教えてください」と伝えると、確認事項を整理できます。上のリストは、公式の注意点をもとに当サイトが整理した質問例です。
東京・神奈川の公式情報を確認する
- 東京都内:受入条件は市区町村・避難所ごとに確認します。中野区の公式案内では、原則として一般避難者と分離した場所での飼育と、飼い主による用品の準備が示されています。これは中野区の例で、都内全域の共通ルールではありません。
- 神奈川県内:神奈川県「ペットの災害対策」で備えを確認し、実際の受け入れは居住市町村へ確認します。同資料では、食べ慣れたフードと水を7日分以上備えることが望ましいとしています。
地域のほかの相談先は東京都の困りごと窓口・神奈川県の困りごと窓口へ。持ち物の基本は、この下の一覧で確認できます。
この確認リストと地域案内の情報確認日:2026年10月7日
最低限そろえておきたい持ち物
- いつものフードと水
- 常用薬、診療情報、ワクチン情報
- キャリーまたはケージ
- リード、ハーネス、予備の首輪
- トイレ用品、排泄物処理用品
- タオル、毛布
- ペットの写真、飼い主と一緒に写った写真
- 迷子札・マイクロチップ登録情報
- 緊急連絡先のメモ
フードや水は、少なくとも5日分、できれば7日分以上を備える目安が東京都の資料に示されています。自治体によって案内する日数が異なるため、地域の方針も確認し、ペットの頭数や持病に合わせて不足しない量を準備しましょう。薬や療法食の備えは、かかりつけの獣医師に相談してください。[1][2]
災害時の一時預かり:熊本地震での支援例
気象庁は、2026年7月28日に熊本県熊本地方で最大震度7の地震が発生したと記録しています。[3]
環境省九州環境局の2026年8月4日付の案内によると、熊本県獣医師会・熊本県・熊本市が同日にペット救護本部を設置し、事務局で犬・猫の一時預かりの受付を開始しました。[4]
これは、その時点で案内された支援の例です。2026年10月6日現在の受付継続、空き、利用期間、対象条件は確認できていません。 利用する際は、自治体・獣医師会の最新案内で受入先と条件を確かめてから相談してください。どの地域でも同じ支援を使えるという意味ではありません。
東京でも「同行・同伴避難」の訓練が行われています
中野区の2026年10月6日更新の公式案内では、総合防災訓練に合わせて犬の同行・同伴避難訓練を予定しています。避難先でのケージ管理も体験する内容で、事前申し込み制です。更新日が訓練の実施日という意味ではありません。[5][6]
開催予定日は2026年11月1日(塔山小学校)と11月8日(武蔵台小学校)。申込期間はそれぞれ10月19日〜26日、10月26日〜11月2日です。10月6日時点では申込開始前です。参加条件や変更は公式案内を確認してください。
こうした訓練は、「避難所に着いてから何が必要になるか」を具体的に知る機会になります。居住自治体で同様の訓練がないか、防災ページを確認しておくと安心です。
迷子になったとき
災害時は扉や窓の破損、避難途中の混乱でペットが逃げることがあります。自治体の動物愛護担当窓口、警察、保健所等に連絡し、災害時に専用の保護情報サイトが開設されていないかも確認します。
避難生活で体調が悪くなったら
体調に異変があるときは、用品選びや広告よりも獣医師への相談を優先してください。平常時にかかりつけと夜間・休診時の相談先を控え、被災時は自治体・獣医師会の案内で診療先を確認しましょう。来院前に電話などで受入可否を確かめてください。[7]
まとめ
災害時に大切なのは、「ペットと一緒に避難できるか」だけではありません。どこへ逃げるか、避難先でどのように管理するか、迷子になった場合にどう探すか、避難所で暮らせない場合にどこへ相談するかまで準備しておくことが重要です。
平常時に一度、キャリーに入る練習、ケージで過ごす練習、自治体の避難所ルール確認まで済ませておくと、災害時の判断が早くなります。
関連する困りごと
出典・公式情報
- 東京都「ペットの防災に関する準備状況」 — 同行・同伴避難の注記と備蓄日数。2025年2月20日公表。
- 中野区「ペットの災害対策、災害から愛するペットを守るために」 — 持ち物・身元表示・平常時の訓練。2023年8月3日更新。受入ルールは中野区の例であり全国共通ではない。
- 気象庁「令和8年熊本地震 ポータルサイト」 — 2026年7月28日の発生日時・最大震度。将来の発生予測や現在の避難指示には使用しない。
- 環境省九州環境局「熊本地震に伴うペット(犬・猫)の一時預かりについて」 — 2026年8月4日付の本部設置・受付開始案内。現在の受付状況を保証しない。
- 中野区「災害時における犬の同行・同伴避難訓練」 — 2026年10月6日更新の公式検索取得内容を確認。公開時に公式本文を再確認。
- 中野区「令和8年度中野区総合防災訓練を実施します」 — 犬の訓練が事前申し込み制であることを公式検索取得内容で確認。現在の募集状況は未確認。
- 中野区「ペットを飼い始めたら」 — かかりつけ、夜間救急、来院前連絡の案内。
防災セットを買う前に、不足している物を分ける
市販セットと、すでに家にある物を次の3つに分けて照合すると、重複購入や持ち忘れを減らせます。当サイト作成の準備方法です。
- 家にある物:キャリー、リード、器、タオルなど。実際に使えるか確認。
- その子専用に用意する物:いつものフード、薬、診療情報、連絡先、写真。セットに含まれると思い込まない。
- 不足分:人数・頭数・避難先の条件に合わせ、買い足す物と数量を記入。
商品の点数だけで決めず、中身・サイズ・保管期限を確認しましょう。備蓄日数は上の持ち物案内と自治体の方針を確認してください。
案内追加:2026年10月7日
編集:ペット困りごとナビ。情報の確認・訂正と広告掲載の方針